シソーラスには能力と柔軟性

Webサイトがシソーラスを使っていても、ぱっと見て分かることはあまりないでしょう。シソーラスは、訓練を積んだ人の目にしか見えない可能性があります。探しているものが何かを知らなければ、気づかないということかもしれません。また、サイトがスペルの間違いを直してくれたときに、それに気がつくユーザーは一体何人いるのでしょうか。あるサービスでは、関連分野の専門誌から1,600万以上もの引用文を利用できるサービスを提供し、1万9,000語以上の優先語や「主な件名標目」を含む膨大なシソーラスを利用するとともに、強力な検索機能を提供しているそうです。また別のサイトでは、検索エンジンに検索したい句を入力すると、全検索結果のうち、最初の20件が表示されます。ここまでは、通常の検索体験とさほど違わないように見えますが、注意して見ると、全ての該当する資料のテキストを検索していたのではなく、資料のメタデータレコードを検索していたというものです。メタデータレコードには、要件と件名標目の組み合わせが含まれています。他、構造と語彙をナビゲーションするためのブラウザもあります。更に、ある大手通販サイトでは、階層的分類体系と件名標目を手段として、検索とブラウズに強力な選択肢を提供しているものもあります。ユーザーはインタラクティブにクエリーを絞り込んでいけるものです。シソーラスには素晴らしい能力と柔軟性があります。それを使うことで、時間をかけてユーザーインターフェースを形成し、精度を高めていくことができます。これがシソーラスを利用する利点の1つです。一度にすべての能力を手に入れることはできなくとも、様々なユーザーテストを実行し、その結果からいろいろ適応させていける可能性を秘めています。

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